May. 2019

身支度する。

朝。カーテンの隙間から、仄暗く光る青い陽が差し込むころ。

朝。ごみ収集車のアナウンスや、工事の騒音で眠りの世界から連れ戻されるころ。

朝。目覚ましをかけずに、心ゆくまで二度寝をシーツの中に包めるころ。

私たちはゆるりと起き上がり、それぞれの朝を迎える。

顔を洗い、トーストを焼き、メイクをし、歯磨きをして、鏡の前でコートを羽織る。

朝の身支度は、同じようでありながら、きっと誰もがそれぞれのやり方を持っている。

ふだん、なかなか垣間見ることのできない、誰かの「身支度の時間」だから。

古今東西、普遍的な「身支度」がありつつも、ひとりとして同じ朝を迎えることはないから。

そんなことを思い、誰かの「身支度する」ストーリーを集めました。

articles

fiction, Jun. 2019

川淵紀和

たったひとつのバッグから

essay, May. 2019

鶴留彩花

午前7時の端っこに

fiction, May. 2019

koala

変わらない時計から

essay, May. 2019

田村悠貴

墨の記憶

essay, May. 2019

萩原郁実

飴をひとつぶ、砕いて入れる